ISO9001用語集 用語解説
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ISO管理責任者
ISO管理責任者とは
マネジメントシステムにおいて権限を持っており実施も行う役割者のことを指します。
ISO9001とISO14001とISO27001(ISMS)とISO管理責任者
ISO9001とISO14001では2015年(ISO27001:ISMSは2013年)の改訂によりそれまではあった管理責任者の要求がなくなっています。
かといってISOを運用する以上は必然と必要となる役割者であり、任命されていたのであれば取り消す必要はありません。
それまでは管理責任者と任命してISOを運用することが目的でありましたが、実際には管理責任者だけがISO業務をこなし、形だけを維持してきたというところも実は少なくありません。
そうではなく、ISOの考え方を道具として、それぞれがが必要となる役割をこなす、そのために責任と権限を割り当てるようにしているのが今のISO規格要求です。<
限定されている場合はその拠点や部署などの場所を入れます。
また、マネジメントシステムはあくまで自分たちのルール・仕組みであり、自分たちで適用範囲も決定するものですが、自分たちの取組みを対外的に表現するものでもあります。
そのため、取引先など外部から見ても分かるように明確に設定しておくことも重要です。
任命したときに陥ってしまう傾向
これまでよく耳にしたISO事務局も管理責任者と同様に、ISOの運用をこなすために存在しているところも多くありました。
ISOを認証している企業でもマニュアルに記載していることが多くあります。
このような体制になってしまうと、「審査に通過すること」が目的となってしまい、任命された担当がISOを一業務としてこなすためになり、任命されなかった人との距離感がうまれます。
ISOはそうではなく、「会社をよくしよう」というのが目的であり、ISOを道具として誰もが使えるようにすることが本来の姿です。
まとめ
管理責任者の要求がなくなったことはそれまでのISOのイメージを払拭するためでもあります。 会社がよくなるように全員がISOを道具にして利用していきましょう。
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